No.107 ゆっくりと待ったのですが・・・。

3月24日にLowther  PM6のエッジ交換修理を頼んで以来51日ぶりに出来上がり受け取ったのですが、1本の外観はあまり芳しくない。オリジナルのウレタンエッジが入手出来ないと、中間の電話連絡時に話されたのだが・・・。
音質はどうか?まだエンクロージャーに取り付けていないので音出しは週末になるであろうが40年も前のユニットとなるといずれウレタンに変わる素材で張り替えることになるかも知れない。今、適切なウレタンエッジを入手したとしても保管している間にも自然劣化は進行するであろうし。古いモノとのおつき合いは何にしても簡単にはいきません。
音質は勿論ルックスも気に入っているローサー・デュアルポジション・アクスタなんです。

これは張り替え前のデュアルポジション・アクスタのユニットPM6。エッジが崩れているわけでは無く新素材チャレンジが進行途上で作業停止状態になっていたのでした。勿論音は出ていましたが、エッジ部分に2カ所ほどスキマが開いています。後方からのモレが出ますのでこれでは本来の音が出ないはずです。この辺りに詳しい知人に相談したところ、オリジナルに沿うことが良いのではないかという結論でこのたびの流れとなりました。私のリクエストは、出来れば手渡しでやれる距離感のところで、と場所も見当をつけてもらいました。
確かにまじまじと写真を眺めればコーンは紙、今風の素材と比べたら質量は軽いでしょうしそこにウレタンより硬い重量級の素材がきたらコーンの動きは変わってしまうのでしょうね。
テレビで見たのですが、設立100年以上になる名門の某時計ブランドは古い機械式時計の修理はその時代の工具や材料で修理するのだそうです。なので全て当時のものは現役で使えるようにメンテナンスされているそうです。

8本のスクリューがユニットの取付を待っています。40年以上は経過しているスクリュー、ロマンがあります。何て言ってる変人であります。

オリジナルのウレタンエッジで再修復を目論み、新たなところに出したのですが、エッジにスキマが見えてガックリしています。音出しはこれからですが、これが修復後なんですよ。じっくりと見ないで受け取った私も甘いし、よく見たとしても「これが限界」と言ってましたから以上も以下も無いのですが・・・。
もう1本は何とか大丈夫なのですが・・・。

翌日の夜中にPM6はエンクロージャーに取り付けられ週末を待ちます。Lowther デュアルポジション・アクスタのオリジナルです。私の下に来てからザッと40年ですかね。W124も20年、物持ちが良すぎますか?エコな暮らしです。維持するためにはいずれも一筋縄では行けません。オーディオは税金がないだけいいかもね!


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