No.097 また、お酒の話ですが。

頂き物のシャンパーニュ、ラベルの文字を調べるにもまたまたフランス語「Veuve Clicquot Ponsardin」発音は残念ながら想像もつきません。ヴーヴ・クリコ・ポンサルダンですって。
調べました。ヴーヴの意味は未亡人、クリコ・ポンサルダンは名前でした。会社の名前が「未亡人 クリコ・ポンサルダン」なんですね。
1810年からこの社名にしたそうですが、結婚後わずか4年で夫に先立たれ27歳で未亡人となったクリコ夫人が夫の遺志を継ぎ、亡くなる1866年(89歳)までシャンパーニュ事業一筋に貢献され今日の名声を得るまでになった、すごい頑張り女性でした。王冠の肖像の人です。彼女の残した言葉は「まず何よりも品質、それがもっとも大切なこと」。今もその精神が脈々と受け継がれているヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社のシャンパーニュ。今はLVMHの傘下で日本ではMHDモエ ヘネシー ディアジオから販売される。

この文字から分かることは・・・。

首に有る「MAISON FONDEE EN 1772 A REIMS」の意味は「ランスで1772年に創立されたメゾン(醸造所)」今から240年前の話です。VCPはVeuve Clicquot Ponsardinのイニシャルですね。2代目のフランソワ・クリコさんの所に嫁いだのがバブル・ニコラ・クリコ・ポンサルダンさんポンサルダン家のご令嬢ですと。

コルクの栓にキャップが掛かる、そこにロゴやマークでは無く肖像が・・・。

この王冠のことををミュズレと呼ぶのは初めて知りました。それをコレクションする人たちもいれば、その専用アルバムさえ市販されているのですね。我が団塊世代は切手集めが盛んでした。ピンキリのストックアルバムが存在し、後年ピンのアルバムに入れ替えましたが、その収集の範囲は紙幣やコインまで、共通事項はデザイン性、王冠を収集する気持ち良く分かります。

さて、チョット脱線しましたが、この肖像がクリコ・ポンサルダンさん。マークとかロゴでなく肖像だったので気になって調べてみました。周りの黄色は通称イエロー・ラベルと呼ばれる同社の代表的なシャンパーニュ、これがピンクになればロゼを示すんだそうです。そのロゼも1775年同社が世界で初めて造りだしたそうです。

買ってから調べる、飲んでから調べる。色々なことが分かります。本当は買う前に調べる方がいいのかもしれません。旅に例えたら、感動した建造物があった、後で調べたらなーるほどなんてよりは予習しておきそこをじっくりと見る方が・・・。
でも、先に経験したり、所有したりして後でウンチクに感心するのも決して悪くないと思っています。
ネットのお陰で調べるのは以前と比べると、とても早く簡単ですし。

イエローラベルの栓。

イエローラベルのパッケージ。

コルクの栓にも味が有ります。手が掛かっています。コストダウンに励めばこのプリントも要らないだろうし・・・。ムダがあることが余韻、拘りを感じます。銘品とは味は勿論、その全てに製造者の想いを醸し出しています。パッケージもひと味あるイエローラベル、隅々まで目が届いたフィニッシュワークです。過剰といえば過剰、捨てるだけの箱ですがお金を掛けています。モノを買うということは、その雰囲気を含めてトータルで判断します。買う人が自分の価値観に適合させて・・・。

ようやく全身が見えたヴーヴ・クリコ・ポンサルダンのイエローラベル。シャンパンは冷やして飲みますが、温度によって微妙に変化する味がまた楽しい。(たまには飲む前に撮ろうよ)


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081010
No.038 Coca Colaの話でも・・・。
1886年創業のコカ・コーラ、日本に上陸したのは1956年とのこと。自販機の普及で、あのくびれた「コンツアーボトル」にお目に掛かる機会はめっきり減ったものの‘56年以来引き続き販売されているようです。アメリカで1915年に誕生し翌年にあの形状が完成。1世紀にならんとする時代を経過2008年の今日まで続く不変のデザインはスゴイ!と言うしかありません。 ファイル用品などは、デザインが目まぐるしく変わって困ってしまいます。同じデザインのモノが並ぶと綺麗なのに、ちょっと間が開くともうデザインが変わっています。頻繁に変える意味があるのかなと? コカ・コーラの100年は無理ですが、せめて5年以上は同じデザインで通して欲しいものです。 アメリカでは創業100年を記念し、世界限定5,000セットのレプリカボトルセット(1899年、1900年、1915年の3本)が発売されたとホームページで見ました。ちょっと違うんですが、我が家にも同じ年度のレプリカの3本ボトルセットが壁に掛かっています。数年前LAに行ったおりに、ローズボールのフリーマーケットでゲット、ケースの裏には$59.99のプライスシールが付いていましたが$40前後で購入したかなと記憶は曖昧。当時のボトルはどれくらい現存しているのでしょうか?コレクターズアイテムとして結構いい値が付いているんでしょうね。 限定品ではありませんが、レプリカボトルセットには1899・1900・1915年の3本。   ケース裏に各ボトルの説明文が記載され、$59.66
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No.043 車庫から出た車は止まる場所が必要ですが。
近頃のトラフィックインフォメーションは富ヶ谷から○○キロとアナウンスされることが多い。山手通り(環状第6号線)に面する我が事務所は今、もろに渋滞の影響を受けています。西新宿JCTから高松入口までの山手トンネルが開通してからは、要町方向へは確かにスムースに流れ渋滞は緩和されました。中央環状新宿線は年内完成予定ですので多少なりとも期待しています。 渋谷区松濤二丁目から豊島区要町一丁目までの山手通り(環状第6号線)の区間を中央環状新宿線と一体的に整備します。お年寄りや車椅子の方も安心して通行できるように、幅が広く段差の少ない歩道をつくります。歩道には、自転車通行帯を設けます。歩道と中央分離帯には植樹帯を設け、緑豊かな道をつくります。電線を地中化し、電柱のないすっきりとした道をつくります。車道には荷下ろしなどに利用できる停車帯を設け、停車している車が原因で発生する交通混雑を防ぎます。主要な交差点では右折レーンや左折レーンを設け、交通の流れをスムースにします。 *首都高速道路株式会社ホームページより抜粋   写真上 初台付近の様子ですが、地下と地上さらに上へと道路が造られます。計算済みとは言え素人のイメージでは地震が怖い。 写真左 高さ45メートルの換気塔がそびえます。出来る前は建設反対の住民の大きなサインがありましたが、出来ちゃいました。 でも駐車帯について何も触れていません。 かなり幅員が拡大する山手通り、歩道と中央分離帯の植樹帯・自転車通行帯・荷下ろしなどに利用できる停車帯ができ、常に2車線は流れるだろうし、都心に用がない車はパスして行くのでかなり渋滞が無くなることは想像できます。 でも、何故パーキングゾーンを作らないのでしょうか?樹木と樹木の間とか、工夫すればいくらでも出来そうな気がしますが不思議です。 いったい役人は海外視察にいって、何を見て何を反映させているのでしょうか?
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No.070 これ、チョコレートですって! ?
なかなかスタイリッシュ!美味いとあっという間に食っゃうのです。 チョコレートと言えば明治や森永の板チョコで育ち、せいぜいHershey・GODIVA位しか知らない世代(私だけかも知れませんが・・・)に去る日の義理チョコが娘から届きました。その名も「サラメ ディ チョッコラート アルフィーコ」赤ワインで煮詰めたドライイチジクとアーモンド、クルミが入っているチョレートは洋酒の友に最適でした。ドライフーズ、ナッツ類はおつまみで食べますが、最初からミックスされているコレは絶妙に美味い。浦島太郎パート2でした。 北青山のSOL LEVANTE(ソルレヴェンテ)というイタリア菓子のお店で売っているようですが、ホームページを見るとビターチョコレートベースの美味そうなヤツもありますね。ぜひ食して見なければ!オンラインで買えちゃうのも今風です。そして奇しくもこのソルレヴェンテってB&K設立時のオフィスの近所でした。25年も経てばおそらく周辺はかなり様変わりしたのでしょう。変わっていないのは私の頭だけですね。 2010.3.9記 コロンブスのサラミと並ぶサラメ ディ