No.132 W124 280E AT/Mオーバーホールその2

2008年4月199,642kmで初めてW124 280EのAT/Mのオーバーホールをやったが、1速から2速へのシフトショックが大きく再調整をしてもらった経緯があった。2008/04/25 No.39で述べている通りだが、一つ訂正がある。

バックラッシュは、まだ起きていない。

文中バックラッシュと記載しているが、これは無知な私がそのような説明を受け信じ込んでいただけで事実上2011年10月現在、あれから3年半で3万キロを走行しているがバックラッシュは発生していない。デフのギヤは23万キロ走った分、磨耗しているだろうがそこまでに至っていないと言うことだ。
変速ショックの主たる原因は「バックラッシュで、バルブボディも交換すれば若干改善されるかも知れない。」が、結論だったので次はドクターを替えての診断を余儀なくされる。

Dポジション以外でスタートしてみたら。

ずっとDポジションホールドで乗っていたのだが、今年の春頃、ATの2の位置で発進してみたらどうやら1速ホールドのままでシフトアップしない。取説に依れば1、2とシフトアップするはず。
約20万キロまで保っていたAT/Mが、オーバーホール後は3年3万キロで壊しちゃったのかな?

バルブボディのO/Hそして新たな要確認事項が・・・。

その問題解決の為には本来ミッションを降ろしてゼロ発進すれば良いのだろうが、そこまで費用も掛けたくないし取りあえずバルブボディを新たなドクターの元でオーバーホールすることにしました。
バルブボディの中はたくさんのパーツで構成されていますが、B1アキュムレータと呼ばれるパーツが欠けていて2つの欠片が出てきたこととボール状のパーツの位置が違っていた事が判明したのでした。バルブボディはキッチリとオーバーホールしないとミッションが作動しない話は、サイト上でよく見る話ですが私の280Eは欠片が入っていてもボールの位置が違っていてもとりあえず動くんだ!などと思いながらも、これで2の位置で1、2とシフトアップするかなと・・・。ところが治りません。

ここにメモされているB1のパーツが問題有りでした。写真出典:benzworld.org

ドクターも腑に落ちないので色々とやっていましたがダメです。周辺から何やら情報収集していました。
そしたらそんなミッションもあるらしいと、の情報が・・・。ならば壊れている訳ではなく正常。ちなみに3の位置では1、2,3とシフトアップしDは1、2,3,4とアップします。2の位置までシフトダウンすると2→1と下がるとのこと。(まだ自分では未確認ですが)特に不便はありませんが、正しい動きはどうなのかを調べる必要が・・・。
なお、変速ショックは許容範囲に回復しています。もっと詰めるにはミッションを降ろすしかありませんので、まあ良しとします。ミッションオイルも交換時期の23万キロになっていたので全量交換を済ませました。
26万キロが次回の交換予定ですが、現在の走行パターンだと2014年の秋か2015年にまたがるかなという感じでしょう。


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