No.030 CONTAX T VSが、最後に購入したアナログカメラ。

CONTAX T VS

手動でズームレンズを繰り出しているCONTAX T VS。およそ400グラムの重量は程よい重さだと思う。チタンのボディだからこれでも軽いのでしょうね。惚れ惚れする程の風格を備えていませんか?掘れちゃいましたよ。

CONTAX T V背面
CONTAX T VSの背面、グリップ部分は親指のあたる部分まで充分にラバータッチの素材が回り込んでいる。
CONTAX T Vカタログ
当時のCONTAX T VSカタログですが、中に表現されている写真もグーです。カタログ上の写真は、このカメラで撮った写真ですよ〜って主張する訳ですから、物言わぬ重要なセールスマン。メーカーとすればあくまでカタログ制作担当者のセンスで使う写真を選択するのかどうかは分かりませんが、Caplio GX100のカタログ上の写真は自分ではあまり−感じない写真でした。でもカメラは買いましたけどね。

当時初めてのヨーロッパ旅行に2週間ほど行くことになった私は、Nikon F4プラス、レンズ数本をお供にするのはチョット辛いなと、コンパクトカメラを物色し94年に購入したのが、CONTAX T VS。デビューは1993年秋のカメラです。単焦点のCONTAX Tシリーズの存在は知っていたので、28〜56mmのズームレンズが装備されたT VSにたどり着くのは比較的容易なことでした。

NikonもF3時代には望遠も欲しくて75〜300mmを買いましたが、暗い300mmは始末が悪い、数回使った位でタンスの肥やし状態でした。それからは人に相談をされたら「高いけど明るいレンズが良いよ」と答えていましたね。使用の度合いを考えると、自分の中では望遠より広角と言うのが結論です。20mmの単焦点はおもしろく使えるし、マクロの世界も興味深く楽しんでいます。そして自分は未だに明るい望遠は持っていません。

もっともデジタル時代になると18〜200mmが35mm換算で27〜300mm相当になるので、まあいいか!ともなるのですが、でもアナログ時代の20mmは30mmとなってしまいますので12〜24mmを調達するはめになりましたけど・・・。

CONTAXはボディの質感やデザインも気に入っているし、レンズも小粒ながらカール・ツァイスバリオ・ゾナー、コレも魅力です。きっかけになっています。
液晶の窓が旅行中に早トラブってしまい、戻ってきてから修理となりましたが、かなりの本数をポジで撮ってきました。上がりをスリーブで見ているとなんだか全体にアンダー寄りの印象に感じましたが、思えばその仕上がりの雰囲気もツァイスだったのかも知れません。「陰の中の描写力」なんてどこかで見たかな・・・。液晶の修理時に露出を1段上げてもらい、その後すぐに元に戻してもらったアホな思い出があります。露出補正をすれば済む話なのに、標準のポジションを思った出目にしておきたかったお粗末な拘りでした。

オプションの保護用フィルターと専用のメタルフード、キャップを付けるとチタンボディのT VS、更に男前に仕上がります。 現代でこんな風格のデジカメって、探すの難しそうですね!

14年前のポジを数点スキャンしてアップしてみます。どこを見てもシャッターを押したい衝動でいっぱいでしたが、自分が主導の旅ではありませんので歩きながらのシャッターが大半です。
▼画像をクリックすると拡大写真がご覧になれます。

エッフェル塔
エッフェル塔、鉄骨の組み方が美しい。アートしていますね。勿論造った年代がかなり違いますが東京タワーより趣があると思いました。夕闇が迫るその時にシルエットは主張します。展望台もしっかり「お登り」さん済みです。
  コロシアム
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フランクフルト
フランクフルトのチョット街外れかな?TAXIはメルセデスEクラス(4気筒)が標準。ベージュのカラーが多かったのかな。日本のクラウンですね。空港ではワゴンも客待ち、自分はW123のTEに乗ることになりました。
  ポンペイの遺跡
ポンペイの遺跡、まだまだ発掘は続いているそうです。現在の道路の高さからするとかなり掘っていましたね。 噴火によって一夜にして埋もれてしまったポンペイの街、当時の生活レベルが発掘調査により浮かび上がってくる。
ハンブルグ
ハンブルグの街角の1シーンですが煉瓦の味が違いますね。どこを見ても新鮮で絵になります。絵になると言えばやはりイタリアの方が上を行くでしょうけれども、車と共存する為のルール、街造りは旅人でも感じることが・・・。
   

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