No.071 110度。ビックリしてはいけない?


猛烈な熱が発生するエンジンルーム内。ハーネス類は経年でボロボロになってしまうのだ。

H3のイエローバルブが見つかって、このパーツはまたまた氷漬けの運命を辿る可能性濃厚です。と結んだ前回のエッセイだが正しくその通り。H3のイエローバルブは存在し、パーツは今だ氷漬けなのです。

そして氷漬けの涼しい話ではなく暑い話がひとつ。梅雨はまだ明けていないが蒸し暑い日が押し寄せる。昔々あせった110度付近の水温計の指針も今や驚かない。指針がこの位置に来れば電動ファンが最強に回転し、速やかに100度界隈に針は下りてくる。90~100度が当たり前なんて言うのだから、東京の夏を長きに渡って過ごせばW124に、いわゆる熱害も発生するわけだ。80度からピクリともしない国産車とは大違い!

エバポレータも交換したしエアコンはほぼ大丈夫と思っていた、とある日、吹き出し口から出る風は生暖かく湿った外気のまま。温風ではないからヒーターバルブではないな!などと考えを巡らしながら走るも額が汗ばんでくる。ヒーターバルブがトラブッた時は「一度エンジンオフ、再スタートして見て運が良ければ正常に戻ることあり」とアドバイスをもらい急場をしのいだことを思いだし同様の作法で問題は一時的には解決した。パソコンもコレ異常なんて言うとき再起動で回復することは良くある話。結局原因は特定できないのだが・・・。

対策の知恵を授からなければ・・・とホームドクターにコンタクト。あれこれ話して結論は「エアコンリレーかな」でひとまず着地。リレーならパーツの交換は素人でも出来そうだし次に症状が出るまで現状で走ることにする。予備にエアコンリレーを買って持っておけば安心かな。エアコン関連のパーツでコンプレッサーは、交換した記憶がない21万キロ17年の280E。トラブル時にはどんな初期症状が出るのかな?

手慣れたW124乗りは、あらかじめそれらのパーツを海外から直接購入したりオークションを駆使し安価に入手している様が、頑張っているホームページやブログから窺い知ることができる。リレートラブルの原因は基盤の半田のクラックであることも多いらしく、名人達はリレーをバラシ、半田を盛り直して回復させることもあるようだ。その辺は序の口で、プロも嫌がるエバポレータ交換まで自力でやっちゃう豪傑の方もいらっしゃるからビックリ、尊敬しちゃいます。


バッテリー後方の黒いカバーの中にフューエルポンプリレーとエアコンリレーが収まる所。
 
カバーを外すとリレーが入っている。リレーからの配線がトラブルとちょっと厄介らしい。
     

ここに付いているのが、電動ファンスイッチ、プレッシャースイッチなどAC関連のパーツ。
 
このカプラーも接触不良でエアコンが働くなったこともあった。接点復活材を噴霧してOK。

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No.070 やっぱりイエローにしようかな?
整理をしていたら出てきました。W124のイエローフォグライト用の反射鏡ですが、やっぱり戻そうと気が変わるとバルブ交換のように自分では簡単に出来ないので交換は良く考えてから実行。十数年は氷漬けに?なっていたパーツです。まだW124のイエローのライトに遭遇したことはありませんのでお目立ちグッズかも。あんまり役に立たないパーツを取り付け目立ちたい某若者達と同じですなあ(笑) 昔々頂いたBOSCHのW124のフォグライト用の反射鏡。ノーマルは色が付いていませんが、頂いたのはイエローになる仕様です。H3のイエローバルブがあればバルブの交換だけですむのですが、反射鏡を交換しないとダメなのです。こんなパーツが存在するということは昔、H3のイエローバルブが無かったんでしょうね。今ならば一度ショップを覗いてH3のイエローバルブが存在しているのか確認してからの方が良いかもしれません。 仕組みは簡単、反射鏡に黄色の帽子を被せるツメが付いていて、その帽子をH3のバルブに被せるだけです。 明るさで言えばノーマルが一番ですが、悪天候時にイエローは視認性が向上するのでマルなのです。でも、今は500E用のレンズに交換しているのでフォグライトのレンズはドライビングに変わり照射幅が狭くなっています。 深い霧が発生している箱根を走ることも今はすっかりご無沙汰ですが、路肩を確認するのにフォグライトは左右に広がる配光がその役割を果たします。 ドライビングの配光をイエローにする利点はほとんどないでしょうが、承知の上で今回やってみようかなと思っています。まあ気分転換とでもしましょう。 H3のイエローバルブが見つかって、このパーツはまたまた氷漬けの運命を辿る可能性濃厚です。