No.010 意図するものは。

先週NHK BSでジョンレノン「ワン・トゥ・ワン・コンサート」を見た。
1972年の段階で「これからはレゲエがくる(流行る)」と言っているのは
先見の明。さすがだ。たった一言だが衝撃を受けた。
アイデアマンのジョンレノンならでは。
ポールは多分言わない、思っていても言わないだろう。
さらにビックリしたのは放送後のかまやつひろしのインタビューで
70年代後半ホテルのプールで一番乗りして泳ごうと
思っていたら先に泳いでいたヤツがいてなんだちきしょうと
サウナ室に入っていたらプールから上がってきた男も入ってきた。
それがジョンレノン。「ハイ」と気さくに挨拶されたそうだが、
さすがのかまやつもビックリして何も話せず。5分後ジョンは出て行ったという。
晩年ジョンはお忍びで頻繁に日本に来ていたらしいが、目撃談ホントに多いなあ。
ちなみに内田裕也はジョンのダコタアパートに滞在していたらしいが
オノヨーコにジョンに悪影響を与えるとの事で追い出されたなんて話をしていた。
ロ、ロックンロール!

ハリソンフォードがインディジョーンズとして来日するってヤフーで知る。
どっちでも構わない話だが、インディジョーンズ4は見ねばなるまい。

スピルバーグ映画って80年代キッズたちには避けて通る事が出来なかった。
だって同い年ぐらいの子供たちが大きなスクリーンを所狭しと冒険。
宇宙人と仲良くなったり、海賊の宝探ししたり、過去へ行ったり来たりするんだもの。
そりゃ「ウラヤマシイ!」って夢中になるよ!

時を経て、懲りずに気持ちは今でも「グーニーズ」だったりする。
インディジョーンズもしかり。反抗期を迎えつつあるボクらにとって
唯一「カッコいい大人」と羨望のまなざしで見ていた訳だし。

ダイハード4は「昔取った杵柄を今だに否応無く発揮、変わらず無茶な
オッサンの振る舞いを見て今時の若者がビックリする」という図式を
露骨に演出して、いかにもな展開にガックリきたが、そうなるとちょっとした不安が。
まさかまさかインディジョーンズもそうなるんではないかと懸念。

その昔大活躍(大ヒット)した→20年ぶりに復活→
時代は変わっていて少し躊躇→輪を掛けてそりの合わない新キャラとの絡み→
インディ活躍。結構強いなどの効果→新キャラビックリする→
それを受けて内輪向け(昔からのファン向け)ジョーク乱発→
若者と意気投合→次作もあるかのような終わり方。
といった予想ですがどうだろうか。

過去の人気作が時を経て続編をやるとなると、
ハリウッド映画衰退をどうにかしようと大人の事情が目一杯降り掛っていると
容易に想像出来るが、あえて夢を持った考え方にするならば
共に育った80年代キッズの我々に対してのエールと考える。

ジョンレノンがその昔5年の歳月を経て音楽業界にカンバックしたとき
同世代の、一緒に成長してきた人たちへ向けてのメッセージを送った。
いわく「70年代は退屈でしたね。それなら80年代は我々の手で楽しくしましょうよ」と。
上記のインディジョーンズもこれかと。
90年代は鬱屈する時もあったし順調なときなんてほんのちょっと。だから
2000年代は楽しくしましょうよ。。。。とかなりオメデタイ考えだが。
シビアに毎日をサヴァイブしているんだから、まあ、たまには。。。ねえ?

参考資料:シンコーミュージック「人間ジョン・レノン」


80年代のアメリカパワーをネジ込むように植え付けてくれたおかげで死ぬまで脱出不可能なジェイルハウス映画。ただし、居心地は悪くない。
筆者インディの魂を受け継ぎ、今現在も自宅から数キロ圏内の古本屋などで冒険実施中。(狭い!)


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